研究会詳細

 本研究会は,多文化共生社会の実現のために,特に日本語教育分野から積極的な貢献を行うことを目的として,2006年に設立されました。現在の日本社会で特に在住外国人を取り巻く環境や状況をよりよいものにしていくために,地域日本語教育と年少者教育を二つの柱としてスタートしました。研究会としては,成人および年少者に対する日本語教育を多角的かつ総合的に研究,考察し,多文化共生社会における日本語教育のあり方や,日本社会の外国人受け入れ体制の整備などについて議論を行っています。

 

研究会設立から2011年まで,本研究会は「年少者教育」「文法」「成人教育」「人材養成」「言語政策」という5つのサブグループに分かれて活動していました。現在は,5つのグループを統合し,1つの研究会として活動を継続しています。

 

旧文法グループの成果としては,『にほんごこれだけ』を中心とした地域におけるやさしい日本語の教育および普及活動があります。また,旧「人材養成」「成人教育」グループは,『地域日本語ボランティア講座開催のためのガイドブック』を作成し,本ホームページの教材ページで公開しています。旧言語政策グループは『日本語教育でつくる社会〜私たちの見取り図』の出版や,日本語教育学会の「日本語教育振興法法制化ワーキンググループ」の活動へと発展しています。

 

本研究会の2022年現在の会員(メーリングリスト登録者)数は約550名で,年に1回,研究会を開催しています。過去の研究会については,研究会開催ページをご覧ください。

 

本研究会は,日本語教育学会のテーマ別研究会のひとつとして活動を続けてきましたが,テーマ別研究会事業の発展的解消にともない,2016年度より,同学会の連携協力事業「日本語教育研究・実践ネットワーク(Net-J)」に加盟しました。

 

今後,継続して,日本社会の多様化,多文化化に対応するための日本語教育のあり方について,調査研究を進めていきたいと考えています。今後,関連する調査研究の情報や,外部の研究会情報などもホームページに積極的にアップしていきたいと考えています。 

 

幹事名簿

 

  • 有田佳代子(帝京大学)
  • 影山陽子 (山梨学院大学)
  • 菊池哲佳 (仙台国際交流協会)
  • 志賀玲子 (明海大学)
  • 嶽肩志江 (横浜国立大学,慶應義塾大学SFC,神奈川県立高校)
  • 布尾勝一郎(立命館アジア太平洋大学:代表幹事)
  • 登里⺠子 (国際交流基金)

 

2023年5月20日現在、五十音順、敬称略

 

規約

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